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展示場に銘板を設置しました
展示場に銘板を設置しました。
今日は開発の立場からすこしブログを進めていきます!
実はこの銘板は実験を兼ねています。
金属の粉末が入った特殊塗料と生地の鉄板、ステンレスを組み合わせてデザインしました。
生地の鉄板はこれからどんどん錆びていき、最終的には錆びた意匠の銘板になります。
その過程でどのように錆が進行するのかを確認しながら銘板を育てたいと思います。
金属はそれぞれイオン(電子)を持っています。
異なった種類の金属にはそれぞれ異なった電子があるので接触していると電位差が生じて錆を促進、または
抑制することができます。
この仕組みを使って当社のロートアイアンは錆止め処理を行っています。
亜鉛などイオン化傾向の高い金属を鉄に接触させておくと亜鉛などが犠牲的に腐食して鉄の腐食を抑制します。
犠牲防食といいます。亜鉛が先に腐食して電子を放出して鉄に電子が供給され、鉄の電子の放出を妨げるのです。
デザインラボなので実験も兼ねていきたいと思います。