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ハンマートーン
製造一課 赤井です。
今日は材料表面加工のひとつ、ハンマートーンをつくりました。
鎚目とも言い、材料の表面にハンマー(鎚)を打ち模様をつけていきます。
打ち付けるハンマーの形・大きさによって模様が変わり、また密度によって印象も変わります。
今回は、板材です。
幅100mm 長さ800mm 厚み3.2mmの材料を、熱して打ち込んでいきます。
今回の材料は、ガス炉で焼きます。
赤く焼けたら、ハンマーを打ってトーンをつけていきます。
パワーハンマー(エアハンマー)を使ってます。
打ち込んでいくと、焼いた時にできる鉄の酸化膜がはがれて周りに飛び散ります。色は赤くないですが、結構熱いです。(安全靴の中に入ってしまうと)
そして、反っていきます。
なので熱いうちに、
歪を取ります。
板全面にトーンが付くまで、繰り返します。
そして出来上がったものが、
丸い跡が無数についているのが見えるでしょうか?
角鋼・平鋼・丸鋼につけたりもします。
手摺や門扉などの意匠的な印象を決める要素やアクセントに使ったりします。